- 特に初対面の人とのコミュニケーションがうまくとれない
- 自分から話しかけることができず、次第に孤立してしまう
- 人のいるところにいると、なかなかリラックスすることができない
コミュ障で日々つらい思いを抱きながら生活している人がいます。
一方で、それを完全に克服した人も存在します。
今回、クラウドソーシングサービスを活用して劣等感の克服体験談を1000件集めました。そのなかで、コミュ障を克服したという体験談も多くありました。
ここではそれらを紹介していきます。
コミュ障克服体験談
Aさん(男性、悩んでいた時期:20代前半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 人前でまともに話すことができませんでした。緊張して声が震えていました。意見も自分からは出せませんでした。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- 話が上手い人を徹底的に研究し、堂々と話すのを心掛けました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- 懐かしいです。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 成長できるから、大丈夫。
Bさん(男性、悩んでいた時期:20代前半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 人前に出るとなかなかうまく笑うことが出来ず、顔が引きつってしまい、精神的なストレスと殻にこもりがちになってしまいました。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- 一番は人間関係の悪化です。人前に出る、面と向かって話をするのが怖いため、友人や仕事関係の人からの誘いを頻繁に断るなど、一人になる時間が増え、自信も次第に無くなっていきました。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- こんな私でも仕事柄、大勢の前で話す機会や緊張感のある場面で話をしなければならないことが多いため、あえて恥を承知で自分から発言し、率先して大勢の前で挨拶をしたり、説明をするように心掛けました。始めは手足が震えてぎこちないのですが、次第に自信が付いたのか人前で話すのが楽しくなってきました。結局は自分に自信が無かったのです。知識も無い、経験も無いと考えて過ぎていたようです。今では自信も付き、セミナーなどでも長時間話せるようになりました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- 私の性格上、仕方が無かったことだと思っています。経験、知識が無いということもそうですが、努力が圧倒的に足りませんでしたし、人の目を気にしすぎていました。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 悩んだり卑屈になる時間がもったいない。早く行動して楽になれと言いたいです。
Cさん(男性、悩んでいた時期:20代前半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 口べたで何を喋って良いかわからないほどコミュニケーション力がありませんでした。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- 友達や恋人がなかなかできませんでした。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- コミュニケーション力向上のためのセミナーに通い、「会話の広げ方」の基本を学びました。そして、自分から会話を生み出せるほどにはなりました。
- 劣等感を払拭するのに役立った周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
- アドバイスとして「相手にもっと関心をもち、目に見えるものを聞いてみる」ということです。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 「もっと積極的になればもっと違う出会いがあるよ」と言いたいです。
Dさん(男性、悩んでいた時期:10代前半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- コミュニケーションの能力があまりなく、人になかなか思いを伝えられなかったです。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- 自分が何もしていないのに濡れ衣をきせられたり、学校の行事で笑いものにされたりしてました。
また参加もできない授業もありました。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- 高校生の時初めてアルバイトをしたときに、あえて接客業を選びとことんお客さんとしゃべるサービス業に付きました。
そこから軽音部部長などを務めさせていただき克服していきました。
- 劣等感を払拭するのに役立った周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
- 当時はひとりぼっちだと思いこんでいて周りの言葉は聞く耳を持てない状態でした。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- 今思うとたくさんいろんなチャンスをなくし、ただ自身がなく怖かったんどと思います。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 僕が今こんなふうに人の上に立って仕事できるんだから大丈夫。
僕も君と同じ落ちこぼれ。
Eさん(女性、悩んでいた時期:10代前半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- コミュニケーション能力が低く、周りの人から愛想がないと言われていた。友達からもからかわれてばかりだった。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- 人と会話することを避けるようになった。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- バカにされるのが悔しかったので、言葉を選んだり付き合う友達を選び、相手をうまく操って優越感を得た。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- 今の自分になるためのいいバネになった。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- コミュニケーションをゲームだと思い楽しめばいい。
Fさん(男性、悩んでいた時期:14歳ごろ)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 他人とうまくコミュニケーションがとれなかったことです。そのため、友人が全くできませんでした。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- 高校生の時から寮生活を送るようになり、自然と人と話すことに慣れていきました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- まだ自信が未熟者であったと感じました。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 大丈夫。何とかなるから。
Gさん(男性、悩んでいた時期:15歳ごろ)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 自分に自信がなく上手く相手の人と話せなく、コミュニケーションがとれなかったです。そのため自分の気持ちを伝えることが難しかったです。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- 私の場合は高校に入って部活に入ることで、だんだん自分にも自信を持てるようになったし、好きなことが同じ人と会話をすることでコミュニケーションを上手く取れるようになりました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- もともと人と接するのは好きだったけど、うまくコミュニケーションができなかっただけで、同じ好きなことをやる部活に入るということで、人と簡単に話せることによって自然とコミュニケーションをとることができるようになったんだと思います。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 中学生のころから部活に入ってれば、苦労せずに簡単にコミュニケーションをとれてたのになと、声をかけてあげたいです。
Hさん(女性、悩んでいた時期:10代前半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 仲のよい女子以外の女子と話すことに対して変に緊張することでした。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- 女の子と話すことが苦手だったので男の子と話してばかりいたところ陰で男好きと言われていました。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- なるべく女子にも話に行くようにしたことと、当時の勉強をものすごく頑張ることで気にしないようにしてました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- 今でも女性ばかりの職場は少しだけ苦手です。ただ、あのとき改善できていなかったら今はもっとひどいことになっていたのではないかなと思っています。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 陰口言う人はそれだけ暇なんだから気にするなー。
Iさん(男性、悩んでいた時期:10代前半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 極度の人見知りをしていて、人と話せず、触れず、近寄れなかったです。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- スーパーマーケットなど、店舗に行きたくなく、電車やバスに乗りたくないなどの影響が出ました。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- 父親の店舗に来るお客さんと積極的にコミュニケーションをとるようにしていました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- この経験がなかったら今の自分はいないと思います。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 頑張れば道は開けるよと言いたいです。
Jさん(男性、悩んでいた時期:10代)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- コミュニケーション能力が低く人とどうのように接すればよいかわからなかったです。
また自分の話なんてききたくないのではないかと思い込んでいました。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- 人から根暗だと言われたり、友達ができなかったです。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- 周りの人をみていたら、自分に限らず大した話をしていないことに気付きました。
そんなに気負わずに話せばそれでいいのではないかと思うようになりました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- 気が小さく周りの目ばかり気にしていたのだなとは思いますが必要なステップだったと思います。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- そんなに悩むほどことではないよ、思ったことを相手を傷つけない範囲で話せばいい。多少拙くともわかってもらえるとかけたいです。
Kさん(女性、悩んでいた時期:10代後半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 人とスムーズにコミュニケーションできず、人と関わる事が上手く出来ないことがコンプレックスでした。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- いじめられて、登校拒否になりかけました。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- 自分にもっと自信を持ちたいと思い、勉強を頑張った。成績が上がるにつれて周りの目も変わり自分自身に自信を持てるようになり、人とスムーズに話せるようになりました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- 自分に自信が無いだけだったんだと思いました。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 何か一つでも一生懸命頑張って、自分に自信が付けば人とも堂々と話せるようになるよ!何も出来ない自分を嘆く前に、何か一生懸命になってみよう。
Lさん(女性、悩んでいた時期:10代後半)
- かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
- 人と接することが苦手で無表情になってしまうことや人の輪の中に入ることができないことがコンプレックスでした。
- その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
- 周りの友達から感じが悪いと言われたり担任から協調性がないことを注意されたりと自分を否定された気持ちになる度落ち込むことがありました。
- どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
- なりたい自分のイメージを頭の中で描き、なるべく人と接する時に笑顔でいることを心がけました。話題に入れなくてもにこにこ笑ったり相槌を打ったりと聞き役に徹するようにしたら雰囲気が良くなったと言われ、友達も増えました。
- 今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
- あの劣等感があったからこそ、同じようなことで悩んでいる人の気持ちを理解できると思います。
輪の中に入れない人に対して厳しい目で見てくる人もいますが、私は寄り添ってあげたいと思います。
- 当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
- 傷付いた分だけ成長できるから大丈夫だよ。
まとめ:コミュ障を克服するには
最後に、コミュ障克服の体験談を踏まえ、「コミュ障を克服する方法」をまとめます。
[box01 title=”コミュ障を克服する方法・コツ”]- 恥を承知で自分から意見を話す努力をしてみる
- 相手に関心を持ち、目に見えるものを話題にして話しかけてみる
- 接客業などのアルバイトなど、毎日会うわけではない人とのコミュニケーションから慣れていくのも良い
- 周りの人の話を聞いてみると分かるが、大した話はしていない。そのため、気負いする必要はまったくなく、何気なく話すことに挑戦してみる
- 相手を傷つけない範囲であれば、思ったことを話して問題ないことに気付く
- 「こんなことを言ったら馬鹿にされるのではないか…」という気持ちは自分に自信がないから。まずは自分が自信を持てる能力を持つことで、会話が自然にできるようになる人もいる
- なりたい自分の人物像を頭の中でイメージトレーニングする
- 人と接するときはなるべく笑顔を浮かべるようにし、相手が心地よく話せるように相槌を打つことも重要。聞き上手になることで、自分がそれほど話さなくても円滑なコミュニケーションは取れる
以上がコミュ障克服の体験談と方法論になります。
なお、本サイトでは「引っ込み思案の克服体験談」の記事もありますので、併せて参考にしてください。
心の整理には時間がかかるかもしれませんが、少しでもお役に立てればうれしいです。