人間関係

「方言訛りが恥ずかしい…」とコンプレックスを抱える必要は全くない!というお話

  • 地方出身なので方言を喋って変な目で見られないか不安…
  • 訛りで笑われたらどうしよう

方言や訛りに関する劣等感を持っていて、日々つらい思いを抱きながら生活している人がいます。
一方で、かつて同じようなコンプレックスを持っていたが、それを完全に克服した人も存在します。

今回、クラウドソーシングサービスを活用して劣等感の克服体験談を1000件集めました。そのなかで、方言に関する劣等感を克服したという体験談も多くありました。
ここではそれらを紹介していきます。

コンプレックスの原因と克服法概要

まず大前提として、こういったコンプレックスは、特定の物差し(価値観)で他人と比較することで自己肯定感が低下することが原因にあります。

  • 今回の場合、他人と言葉のイントネーションを比べて訛っている。
  • そしてそれは周囲と比べたとき、「標準語を喋らないと奇異の目で見られる」という価値観において劣っている。

ではどのようにしてこういった劣等感・コンプレックスを克服できるでしょうか。

コンプレックスを克服する2つのアプローチ

コンプレックスを克服する一つ目のアプローチは、誰でも思いつくもので、

  • そのコンプレックス自体を努力やお金などの行動で解決するアプローチ

です。
たとえば今回の場合、方言や訛りという劣等感に対して標準語を覚えていくというアプローチです。もちろん、この方法のゴール地点は「訛らずに標準語で話せるようになること」です。

そしてもう一つのアプローチが、

  • コンプレックスの元となっているネガティブな物差し(価値観)を、別のポジティブな物差し(価値観)に置き換えるというものです。

今回の場合、あくまで一例ですが以下のような思考プロセスを行なうことになります。

「言葉の訛りに劣等感を持っている」
 ↓
「これは、『標準語を喋らないと奇異の目で見られる』という価値観が元になっているからである」
 ↓
「しかし、別の価値観では、むしろこれは長所なのではないだろうか?」
「たとえば、方言を隠さず話すことで、初対面の人にも話題を提供できるという考え方をすると、むしろこれは他人にはない、自分にとっての強みになるのではないか」

このアプローチのゴール地点は「方言を話す自分を肯定的に受け入れる」ということになります。

このような考え方や世界観の転換は「リフレーミング」と呼ばれ、カウンセリングの場でも活用されています。
そもそもこういった価値観・物差しに明確な正解など存在しないのです。それならば、自分のことを好きになれる価値観を選択・採用したほうが精神的にも良いはずなのです。

そもそも、方言を笑われるのではないかと不安になる必要はまったくなく、都会の人はむしろ方言に憧れている人も多いです。また、「方言萌え」という言葉もあるように、方言は長所として見られることも多いです。

また、Google検索で「方言」と検索すると、検索補助(サジェスト)に「方言 かわいい」という項目も表示されるのです。

次の項目では早速、実際の「方言・訛り」コンプレックスの克服体験談を紹介していきますが、やはり克服のアプローチは上で説明したものが多くあります。

体験談においては「行動による克服」は赤色マーカー「価値観などの転換による克服」は青色マーカーを引きました。また、それぞれのテクニック・方法は太字で強調しました。

方言や訛りのコンプレックス克服体験談

Aさん(女性、悩んでいた時期:19歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
地方出身なので方言などが馬鹿にされないか強いコンプレックスを持っていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
自分の行きたいお店などになかなか勇気を持って行けずに困っていました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
恐れているといつまでたっても壁は越えられないため、友人を誘って勇気を出して自分の行きたいお店を利用するように心掛けました。方言などは地域の特色なので、人に馬鹿にされて標準語に治す必要はないと開き直りました。
劣等感を払拭するのに役立った周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
友人に「自分らしく生きたらいいんじゃない」と言われたことで考え方が変わりました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
しょうもないことで悩んでいたんだなと感じます。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
これからも自分の人生、自分らしく生きて行こう。

Bさん(女性、悩んでいた時期:20代)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
住んでいた地方の方言や訛りがあって、指摘されるのが嫌で人と話すのが怖い時期がありました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
人と堂々と向き合って、自信を持って話すことができない。訛りがわからないように、短いセンテンスで話そうとする。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
イントネーションも含めて、とにかく標準語で話すことができるように努力しました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
ニュース番組を見てアナウンサーと同じ文言を繰り返す。何でも本を声に出して読む
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
若い頃だったから仕方がないのですが、今思えば小さな悩みだと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
今や方言も可愛いと言われる時代。無理に努力しなくても少しずつ標準語が話せるようになるよ。

Cさん(女性、悩んでいた時期:10代後半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
上京した時に方言にコンプレックスがありました。笑われたら嫌だなと思っていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
恥ずかしくてなかなかはなしかけられなかったです。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
他の人達の話しているのを真似して話してみました時々出てしまう方言はあえて笑いを取ることにしました。だんだんとわざと使ったりするようにできました
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
逆に可愛らしいと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
全然悩むことではないけれど、仕事では標準語が必要なので気にはしてほしいです。

Dさん(男性、悩んでいた時期:20歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
上京しても長崎訛りが抜けず、人前で話すのが苦手でした。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
初対面の人と話すのが億劫になってしまいました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
中途半端に標準語を話そうとせず、思い切って地元の友達と話すのと同じように話すようにしました。標準語に合わせる必要があるという考えから、自分は長崎出身だから訛っても仕方がないと考えるようにしました
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
下手に都会に染まろうとしていた自分が恥ずかしいと思いますが、良い思い出です。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
自分らしさを失ってはいけないと伝えたいです。

Eさん(女性、悩んでいた時期:20代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
他と比較して話し方など訛りがあるのをコンプレックスに感じ、少しおどおどした印象でした。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
男性と話すのが苦手だったので、黙っていることが多く引っ込み思案でした。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
飲み会でもあまり話さず黙ってましたが、興味を持ってくれた男性がいて、自然と付き合うようになり、彼氏ができたことで変わりました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
彼氏ができたことは大きな変化になりました。もっと自信を持ってよいと言われたのを覚えています。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
それまで太っていたし、大幅にダイエットして痩せてモテるようになりましたが、やはり自信が持てませんでした。それで良かっただと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
そのままでいいから、無理に自分を理想の人に近づけようとしなくて良いよ!居心地良い場所でゆっくりした方がよい!

まとめ:方言・訛りに関するコンプレックスを克服するには

最後に、方言・訛りに関する克服の体験談を踏まえ、「訛りを克服する方法」と「訛りをコンプレックスではなくポジティブな強みだと考えられる方法」をまとめます。

方言訛りを克服する方法・コツ
  • 他の人の話していることを真似る(ニュース番組のアナウンサーと同じイントネーションで話す練習をするなど)
方言訛りを劣等感ではなく肯定的に捉える考え方・コツ
  • 方言に憧れている人もいる! 方言はチャームポイントでもあり、話題の提供にもなるメリットも大きいと気づく

以上が方言訛りの劣等感克服の体験談と方法論になります。
心の整理には時間がかかるかもしれませんが、少しでもお役に立てればうれしいです。

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