人間関係

「会話が苦手」克服法を経験者に聞いた。話下手コンプレックスも治そう

  • 人と会話を続けるのが苦手
  • 喋ろうとしてもどう口に出していいのか分からなくなってしまう
  • 自分の伝えたいことをうまく伝えられず、周囲から孤立してしまったり、不愛想に思われたりしてしまう

会話が苦手という劣等感を持っていて、日々つらい思いを抱きながら生活している人がいます。
一方で、かつて同じようなコンプレックスを持っていたが、それを完全に克服した人も存在します。

今回、クラウドソーシングサービスを活用して劣等感の克服体験談を1000件集めました。そのなかで、会話が苦手という劣等感を克服したという体験談も多くありました。
ここではそれらを紹介していきます。

コンプレックスの原因と克服法概要

まず大前提として、こういったコンプレックスは、特定の物差し(価値観)で他人と比較することで自己肯定感が低下することが原因にあります。

  • 今回の場合、他人と比べて会話がスムーズにできない、続けられない。
  • そしてそれは周囲と比べたとき、「人はみな話したいことをスムーズに話せることが大事だ」という価値観において劣っている。

ではどのようにしてこういった劣等感・コンプレックスを克服できるでしょうか。

コンプレックスを克服する2つのアプローチ

コンプレックスを克服する一つ目のアプローチは、誰でも思いつくもので、

  • そのコンプレックス自体を努力やお金などの行動で解決するアプローチ

です。
たとえば今回の場合、「会話が苦手」という劣等感に対して会話の訓練を行なうというアプローチです。もちろん、この方法のゴール地点は「会話が苦手ではなくなること」です。

本ページの体験談では、実際に会話の苦手意識を克服した人の具体的な方法も知ることができます。

そしてもう一つのアプローチが、

  • コンプレックスの元となっているネガティブな物差し(価値観)を、別のポジティブな物差し(価値観)に置き換えるというものです。

今回の場合、あくまで一例ですが以下のような思考プロセスを行なうことになります。

「話下手という劣等感を持っている」
 ↓
「これは、『人はみな話したいことをスムーズに話せることが大事だ』という価値観が元になっているからである」
 ↓
「しかし、別の価値観では、むしろこれは長所なのではないだろうか?」
「たとえば、自分から話すのは苦手だけれど、そのほうが誰かの相談相手になるのには話下手のほうが都合がいいかもしれないと考え方を転換をすると、むしろこれは他人にはない、自分にとっての強みになるのではないか」

このアプローチのゴール地点は「会話が苦手な自分を肯定的に受け入れる」ということになります。

このような考え方や世界観の転換は「リフレーミング」と呼ばれ、カウンセリングの場でも活用されています。
そもそもこういった価値観・物差しに明確な正解など存在しないのです。それならば、自分のことを好きになれる価値観を選択・採用したほうが精神的にも良いはずなのです。

次の項目では早速、実際の「会話が苦手」というコンプレックスの克服体験談を紹介していきますが、やはり克服のアプローチは上で説明したものが多くあります。

体験談においては「行動による克服」は赤色マーカー「価値観などの転換による克服」は青色マーカーを引きました。また、それぞれのテクニック・方法は太字で強調しました。

会話が苦手・話下手というコンプレックス克服体験談

Aさん(男性、悩んでいた時期:18歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
高校時代、人と話すことが苦手で、自分から人を避けるようになり、周囲から孤立しました。
学校にいても、朝から夜まで誰とも一言も話さない日が何日もありました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
家から外出することが怖くなりました。
外出先で、高校の人を見かけたりすると、きゅーっと胸が強く締め付けられる感覚に襲われました。
昼休みはトイレにこもり、トイレで昼ご飯を一人で食べることもありました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
多くの人にできることではないかもしれませんが、卒業後に住む地域を変えました
勉強もしていなかった自分は、浪人時代をほかの地域で過ごし、人間関係をリセットし、少しずつ人間関係を作っていきました。知らない地域ですので、当然不安がありました。しかし、浪人を親にさせてもらっている以上、勉強は頑張る!と心に決めていたので、勉強仲間を少しずつ増やしていけたところから、徐々に変わっていく自分に気づきました。友達を作るには、まずは共通の話題が必要です。
少し自分に自信がつき、勉強を1年続けた結果、希望の大学に入学することができ、また別の地域へ行くことになり、また1からのスタートでした。またまた不安がでてきました。
しかし、浪人時代に少し自信をつけた自分は、別の地域ではどんどん新しいことに挑戦しようと当初から考えていました。
とにかく多くの人に接しよう、人慣れをしようというのがベースにあったので、多くのアルバイトを掛け持ちし、初対面の人と話す訓練だと思って4年間様々なアルバイトに挑戦しました。すぐやめたものもあれば、2年以上続けたものもありました。この経験が、自分を大きく変えたと思います。
気づけば初対面の人ともある程度会話できる自分がそこにいました。昔の自分とは別人でした。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
親から、「人はそこまで自分のことに興味はないし、見ていない」ということを言われました。
自分に自信がないときは、自意識過剰にもなっているせいか、人からどう思われるかが気になって仕方がなくなるので、この言葉は全く信用できませんでしたが、自信がつくと確かにそうかもしれない、周りにどう思われてもいいと思えるようになりました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
当時は暗黒時代という感じで、人生のどん底だと思っていましたし、二度と戻りたいとは思いません。
ですが、今振り返れば、その経験があったからこそ、似たような経験をしている人の気持ちが分かるので、悩み相談にも乗れますし、決して無駄ではなかったと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
生きてさえいれば、何かを頑張ってさえいれば、道はひらける、光が差してくるよ、と声をかけたいです。
どん底の時こそ、「ここまで落ちたのだから、あとは上がるだけ。前向きに次どうするかを考えよう」というスタンスでこれからも生きていきたいです。

Bさん(女性、悩んでいた時期:10代後半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
人とのコミュニケーションがうまくいかないことが、コンプレックスになっていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
新しく友人を作ることが怖くてできなかった。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
人とのコミュニケーション障害の劣等感を、自分に暗示をかけるようにしてなんとか最近克服することができました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
10代の後半は、精神的にもとても不安定な時期なので、あれはある程度は仕方がないことだったと思う。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
コミュニケーションがうまくいかなくても、焦らずじっくり自分のペースで人付き合いをすれば良い。いずれはきっと親友と呼べる人に出会えるはず。

Cさん(女性、悩んでいた時期:10代後半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
人と話す事が苦手でした。
頭ではこれを話したいと思っていても、その話したい事を口に出すという事ができませんでした。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
高校に入学したばかりの時に、周りは楽しそうに会話をしたりしてすぐに仲良くなっていったのですが、私は完全に出遅れてしまい友達も中々できませんでした。教室の中で1人で座っている時に、可哀想だけど仲間に入れたくないと目の前にいるグループの1人に言われました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
どうにもできない状況に辛くて逃げたかったのですが学校を辞める勇気も、親に話す事も出来ず悩んでいました。
悩んでも悩んでも変わる事がない毎日だったので今自分が変わるのは無理だと思うようににり自然に諦めるようになりました。そして今の自分をしらない人ばかりいるところに行こうと考えるようになりました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
コンプレックス自体が人と話す事が苦手な事なので周囲に相談できる人もいなかったので周りのアドバイスなどありません。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
学生という歳、立場で自分では解決できない劣等感だったと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
同じような性格の人が絶対にいるので、殻に閉じこもらず、もうすこし勇気を出して周りを見たほうがいいよ。と言ってあげたいです。今思えば人と話すのが苦手な子が多い部活もありましたし、友達をつくるチャンスはいくらでもあったように思います。

Dさん(男性、悩んでいた時期:19歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
人とのコミュニケーションが取れない。(例えば知っている人を街で見かけても知らないフリをしてしまう等)
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
人と上手くコミュニケーションが取れないので大勢のコミュニティーの中に入っていけず、一人になった時に自分で自分を責めてしまい体調不良になる。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
人付き合いが上手い人を見つけて、その人が普段どんな風に人と接しているのか観察し、それを実践してみた。また身近な友達に誰とでも仲良く話せるような人がいたのでその人となるべく一緒にいるようにしたら、大勢の輪の中でも発言ができるようになり自然なコミュニケーションが徐々に取れるようになった。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
まず相手の話に対して相槌を打つこと本当にその話に共感していなかったとしても、うなづくという行為をしていれば相手に自分の話をしっかり聞いてくれているという安心感を与えることができ、自然と会話に入れるということ
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
周囲の目を気にしすぎて萎縮していただけだと気づいた。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
もう少しラフに考えたらいい、と伝えたい。

Eさん(女性、悩んでいた時期:10歳~35歳ごろまで)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
軽度のどもり。最初の言葉が出てこず、人とコミュニケーションが取れない。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
友達が出来ない。同級生に話を聞いてもらえない。しゃべると変な目で見られるため、人が怖くなりました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
コールセンターに勤め、話をする訓練をしました。日常生活でも、トークスクリプトを作り、いくつかのパターンを用意することで決まった文脈であれば話ができるように。徐々にトークスクリプトを手放し、今はノープランでもスムーズに話ができるようになりました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
小倉智昭さんがどもり克服のためにラジオの仕事を始めたという話を聞き(事実かどうかは不明)コールセンターに勤めることを思いつきました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
どもりと思っていましたが、コミュニケーション力を訓練する努力を怠っていただけだったと思います。気がついて良かったです。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
「練習すれば普通に人と話ができるようになるよ。未来のあなたは、友達にランチに誘われているよ。安心して努力しなさい。」と言ってあげたいです。

Fさん(男性、悩んでいた時期:19歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
端的に喋れず、人に自分の意見や要求を上手に伝えられないというコンプレックスです。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
相手に何度も聞き返されることや、自分でも話していて何を言っているのか分からなくなったりすることがありました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
まず、話す前に自分が言いたいことを整理して、考えなしに喋ることをやめました
とにかく自分が伝えたいことだけをまとめて短く話すようにしました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
昔から引きこもりがちで、他者と向き合って話す経験が少なかったのだと振り返ります。もっと人と接する回数を増やし、相手の立場を考えていれば克服できたことだと思っています。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
もっといろいろな人に接し、会話をし、自分の話し方や問題点を客観的に見なさいと言いたいです。

Gさん(女性、悩んでいた時期:10代後半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
人と話すときに、自分の思っていることがうまく伝えられませんでした。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
コミュニケーションがとりにくく、人と仲良くなるのを避けるようになりました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
寮に住む機会があり、いやでも人と話さなければならない環境に身を置くことになりました。始めは誤解されることも多かったのですが、伝えようと思って話していくことで、人と話すのが苦ではなくなりました。
劣等感を払拭するのに役立った周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
人から言われたことです。「もっと周りに気を遣うこと」「クッション言葉を用いるだけで、大分印象が柔らかくなること」「まず、人の話を聞くこと
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
10代の幼い、自意識過剰だと思います。誰も自分のことを分かってくれないんだといういじけた気持ちがありました。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
人は自分のことをそんな気にしていないから、もっと肩の力を抜きなさい。

Hさん(男性、悩んでいた時期:10代)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
しゃべることが苦手。自分のいいたいことを相手にうまく伝えることができない。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
言葉を発することに恐怖を感じる。自分の感情を伝えようとするが、聞いた相手は「何言っているのか分からない」といい捨てられ、絶望する。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
しゃべることは苦手でしたが、作文は先生によく褒められました。自分は文章を書くことは得意なのかもしれない。文章を通して相手に自分の感情、気持ちを伝えることは可能かもしれないと気付いたことが克服のきっかけになったのではないかと思います。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
自分の実生活の中で不便を生じるレベルでしたので自分はバカなのかもしれない、知能レベルが極端に低いかもしれないと不安に思っていましたが、それはそれで個性であると思います。苦手な人もいる。そんな人の気持ちが分かり、寄り添える力は、今の仕事にも役立っていると思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
気に病むことはない。自分らしくあればいい。自分の得意なことを伸ばせばいいんだよ。好きなことをやってればいいんだよ。

Iさん(男性、悩んでいた時期:20代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
人とうまく喋れないコンプレックスを持っていました。そして、生きている価値がないと思っていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
自己嫌悪で、ひんぱんに寝込んだりしました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
ふと「なぜ、うまく喋れないといけないのだろう」と問いかけました。問いかけながら、思考を紙に書いてみました。そこから自分が、ただ人と喋りたいのではなく、気の合う人と仲良くしたいだけだと気付きました。そして、気の合う人、自然と喋れる人とだけ、喋っていたら、いつのまにかコンプレックスを忘れていました
自分に「なぜ」と問いかけたのは、偶然です。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
とくにありません。他人になにを言われても、自分が納得できないと意味がありません。ですので、僕は自分で気づくことが必要だったのだと思います。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
もっと早く、自分に「なぜ」と問いかけ、思考を整理できたなら、いろいろなことができたのだろうと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
とくに何もありません。辛い物事も、必要だったから、それがあったのだと思っています。だから、何も言葉をかけません。

Jさん(男性、悩んでいた時期:10代後半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
他人とコミュニケーションを取ることを苦手としていた。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
コミュニケーションがとれないので友人関係を広げづらかったです。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
無理に友人関係を広げようとするのではなく、少数でいいので良い友達を作ること、スーパーコネクターと友達になることを意識しました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
メンタリストDaiGoのYouTubeチャンネルです。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
たいしたことではないことで人間は思い悩むものなのだなと思っています。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
その悩みはその後の生活においてたいした問題にはならないから気にしなくて良いとかけたいです。

Kさん(男性、悩んでいた時期:18歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
他者と顔を見ながらコミュニケーションを図ることがうまくできずにコンプレックスを感じていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
仕事や研修会で、他者とうまく話すことができず劣等感が強くなっていくばかりでした。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
私には、おかしなプライドがありました。「人と話をするときに、バカにされたくない」「笑いものにされたくない」と強く感じていました。
そんなときに、会社の信頼できる上司から「意外と人は、他人のことなんか見ていないから気にしなくても大丈夫だよ。思いきりやってみてうまくいかなかったら、そこを次はうまくできるようにすればいいよ。難しく考えすぎないでね。」と言われて、肩が軽くなりました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
なんでそんなことに悩んでいたのか不思議です。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
「あまり、難しいことは考えないようにしよう」と言いたいです。

Lさん(男性、悩んでいた時期:12~18歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
私がかつてコンプレックスだったのは話下手だったことです。周りに話すのが上手な人が多いなか、自分はあまりうまく話をするのが苦手だったのでコンプレックスでした。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
親戚の集まりや、友達とおしゃべりしている時にいつも聞いてばかりで自分に話を振られてもうまく話ができなかった。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
話下手というコンプレックスを克服できたのはいつも話を聞いている時にある友達がいつも自分の話を聞いてくれてありがとうと言ってくれた時です。
自分はうまく話せないけど、自分が聞く側になることで、相手が話せたいとこを話せてすっきりできるんだと考えるようになりいまでは積極的にいろんな人の話を聞いてあげるようにしています
そして色んな人の話を聞くことで話すのが上手な人の話し方や話の組み立て方を真似して昔よりは話すのがうまくなりました。
劣等感を払拭するのに役立った周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
払拭できたのは友達が言ってくれた「いつも話を聞いてくれてありがとう」という言葉です。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
今は色んな人の話を聞くのがとても好きですし、話を聞くことで自分のためになるなという場面が多いので、昔は聞く側になることをネガティブに捉えていたのかなと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
話すのが上手な人も面白くて良いけど、話を聞いてあげるのも周りの為にもなるし、自分の為にもなるんだよと教えてあげたいです。

まとめ:会話が苦手というコンプレックスを克服するには

最後に、会話が苦手という克服の体験談を踏まえ、「克服する方法」と「コンプレックスではなくポジティブな強みだと考えられる方法」をまとめます。

会話が苦手を克服する方法・コツ
  • 少しずつ人と接することに慣れて、徐々に広げていく
  • 話すのが苦手そうな人が集まるコミュニティから慣れていくのも良い
  • 今の自分のことを誰も知らないところに行くことで人間関係をリセットするのもあり
  • 人付き合いが上手な人が普段どういった接し方をしているのかを観察し、実践してみる
  • まずは相手の話に頷く。すると、相手はしっかり聞いてくれていることに安心し、徐々に心を開いてくれ、自然と会話も弾むようになることを知る
  • 自分の伝えたいことは一度頭のなかで整理してみる
  • クッション言葉を用いると、同じ内容でも相手の受け取る印象が大きく変わることに気付く
話下手を劣等感ではなく肯定的に捉える考え方・コツ
  • 会話が苦手なのも個性だと受け入れ、似た境遇の人に寄り添える存在として自分は必要だということに気付く
  • 問題の根本が人と喋りたいのではなく、共感できる仲間が欲しいことだということに気付く。そして、すべての人と仲良くするのではなく、自然と会話できる人と会話することが大切だと考える
  • うまく話せなくても、自分が聞く側に回ることで相手は話したいことを話せてすっきりできるということ、そしてそういった人も周囲から必要とされているということに気付く

以上が会話が苦手・話下手の劣等感克服の体験談と方法論になります。
心の整理には時間がかかるかもしれませんが、少しでもお役に立てればうれしいです。

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