社会

結婚できない不安・焦りを克服するには…。経験者に実際に聞いてみた

  • 周りの友達や同僚がどんどん結婚しているのに自分は未婚のまま…
  • 結婚どころか恋人すらできない。周囲と自分を比べて劣等感を感じてしまう
  • 結婚しないまま30代になってしまった。将来への不安と焦りが

結婚できない不安や劣等感を持っていて、日々つらい思いを抱きながら生活している人がいます。
一方で、かつて同じようなコンプレックスを持っていたが、それを完全に克服した人も存在します。

今回、クラウドソーシングサービスを活用して劣等感の克服体験談を1000件集めました。そのなかで、結婚できないことへの劣等感を克服したという体験談も多くありました。
ここではそれらを紹介していきます。

コンプレックスの原因と克服法概要

まず大前提として、こういったコンプレックスは、特定の物差し(価値観)で他人と比較することで自己肯定感が低下することが原因にあります。

  • 今回の場合、結婚したかどうかを他人と比べて、自分は未婚である。
  • そしてそれは周囲と比べたとき、「結婚をする人生が順調な人生である」という価値観において劣っている。

ではどのようにしてこういった劣等感・コンプレックスを克服できるでしょうか。

コンプレックスを克服する2つのアプローチ

コンプレックスを克服する一つ目のアプローチは、誰でも思いつくもので、

  • そのコンプレックス自体を努力やお金などの行動で解決するアプローチ

です。
たとえば今回の場合、未婚という劣等感に対して素敵な人と出会い結婚するというアプローチです。もちろん、この方法のゴール地点は「未婚ではなくなること」です。

そしてもう一つのアプローチが、

  • コンプレックスの元となっているネガティブな物差し(価値観)を、別のポジティブな物差し(価値観)に置き換えるというものです。

今回の場合、あくまで一例ですが以下のような思考プロセスを行なうことになります。

「結婚できないという劣等感を持っている」
 ↓
「これは、『結婚をする人生が順調な人生である』という価値観が元になっているからである」
 ↓
「しかし、別の価値観では、むしろこれは長所なのではないだろうか?」
「たとえば、未婚だからこそ自由が利くし、いろいろとリスクを冒して新しいことにも挑戦できるし気楽だという考え方をすると、むしろこれは他人にはない、自分にとっての強みになるのではないか」

このアプローチのゴール地点は「結婚しない自分を肯定的に受け入れる」ということになります。

このような考え方や世界観の転換は「リフレーミング」と呼ばれ、カウンセリングの場でも活用されています。
そもそもこういった価値観・物差しに明確な正解など存在しないのです。それならば、自分のことを好きになれる価値観を選択・採用したほうが精神的にも良いはずなのです。

次の項目では早速、実際の「結婚できない」ことへのコンプレックスの克服体験談を紹介していきますが、やはり克服のアプローチは上で説明したものが多くあります。

体験談においては「行動による克服」は赤色マーカー「価値観などの転換による克服」は青色マーカーを引きました。

結婚できない不安・焦り・コンプレックス克服体験談

Aさん(女性、悩んでいた時期:20代後半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
周りの友達が結婚していく中、自分に結婚相手どころか彼氏もいないことにコンプレックスを感じていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
結婚している友達と会うのを避けたり、週末やイベントの時期に外を出歩かなくなりました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
人と自分を切り離して考え、自分には自分のペースがあると思い、今結婚していないことでできることを楽しみ、充実させるようにしました
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
今は結婚していますが、劣等感を感じることで変わろうと思えたし、何も感じていなかったら、今の状況にはなっていなかったと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
今は苦しい時期だけど、それはあなたにとって必要な時間だと言いたいです。

Bさん(女性、悩んでいた時期:30代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
なかなか結婚が出来なくて、昔の友人と会うことは避けていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
週末は幸せなカップルの姿を見るのが嫌で外出しませんでした。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
友人に相談して自分の生活を改めました。人との出会いを求めて週末などは趣味のサークルなどに積極的に参加しました
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
友人が次々に結婚して行く中でしょうがなかったと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
悩んでいた時に友人に相談して見事に解決出来て良かったね。

Cさん(女性、悩んでいた時期:30代)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
結婚についてです。私は独身ですが独身である事自体にコンプレックスを持っていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
既婚者からのアドバイスがマウンティングとしか受け止められず、既婚者から距離を置く様になりました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
自分にとって幸せな時間や状況とは何なのか見つめ直しました。彼氏がいても基本一人でいるのが好きな事、仕事や趣味を満喫したい等、一般的な結婚生活を自分が求めていない事に気付きました。それからは独身を謳歌しています
劣等感を払拭するのに役立った周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
「結婚だけが全てじゃない」の言葉につきます。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
「普通」という見えない圧みたいなものを感じて、そこに加われないと人間としてダメなレッテルを貼られた様に感じていました。そのレッテルが恐怖にも感じました。ただその劣等感があったからこそ、自分で選んだ独身生活を今は楽しめています。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
結婚しなくても好きな人や彼氏は作れるし、自分の人生なのだから後悔することなく満喫してほしいと言いたいです。

Dさん(女性、悩んでいた時期:33歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
30歳過ぎても結婚できないというコンプレックスを抱えていました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
周りからは結婚を急かされるし、もしこのまま結婚できなかったら…と、将来を悲観的に思ってしまい、非常にストレスを感じて辛い気持ちで過ごしていました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
嫌々やっていた婚活をやめました。ずっと他人の意見ばかりに振り回されていたので、自分の好きなことだけをやりました。やはり、周りからは色々言われましたが、聞き流して楽しく過ごすようにしました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
私は「引き寄せの法則」に関連する本を読んで気持ちを切り替えました。また、スポーツジムでヨガをすることで、自分自身に向き合うようにしました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
周りから色々言われて辛い気持ちになってしまうのは仕方がなかったと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
とにかく自分を大切に、自分のしたいことをすればいいよ!必ず素敵な人が現れるからね!

周りの目を気にしすぎていない? 結婚へ過度の憧れを抱いていない?

未婚で不安や焦り、コンプレックスを抱いている人は、特定の価値観に縛られている場合が多いです。

「周りが結婚しているから自分も結婚すべき」
「結婚しない人生は悲しい人生」
「老後のためにも結婚しておいたほうがいい」

本当にそうでしょうか?
小さな世界の価値観に縛られていないでしょうか?

そもそも「結婚すべき」と考える人もいれば「結婚しないほうがいい」と考える人もいます。そして、これには正解がありませんし、価値観を押し付けあうようなものでもありません。

視野を広げるために芸能界を想像してみてください。

かつてのアイドルが未婚だったり離婚していたりしていることは珍しくありませんし、その人たちもイキイキとテレビの向こうで活躍されています。
一方、結婚ののち、数多くのトラブルを抱えている芸能人だっているのです。

芸能人とは違い一般人にはパパラッチがいないので分かりにくいですが、結婚したからといってすべてが順風満帆なんて人はほんの一握りなのです。
結婚したら結婚したで生活もガラリと変わるわけですから、何かしらの不安を抱えながら生きています。

「趣味に生きる特権を選んだ」「マイペースに生きれる人生を選んだ」と考えられれば、周囲と自分を比べて卑屈な気持ちにならずに済みます。

結婚をして子どもを産み家庭を築く人生も、趣味と自由を優先する人生も、どちらも間違いではなく尊重できるものなのです。

しかし、こういった価値観の転換は簡単にはできないかもしれません。
そんなときは、いつも会う人とは別の価値観をもった人に会ってみるのが効果的です。

たとえば、結婚には目を向けず能動的に動き回って人生を楽しんでいる人と話せば「ああ、こういう生き方もあるのか。かっこいいな」と思えます。そして未婚の人生も肯定できます。
もしそういった人が周囲にいなかったら、そういったタイプの有名人のインタビュー記事を読んでみるのもおすすめです。

まとめ:結婚できない不安やコンプレックスを克服するには

最後に、結婚できない不安・コンプレックスの克服の体験談を踏まえ、「克服する方法」と「コンプレックスではなくポジティブな強みだと考えられる方法」をまとめます。

結婚できないことを克服する方法・コツ
  • 趣味の社会人サークルやボランティアに参加して、心から信頼できる人を探す
  • どうしても結婚したい場合は、婚活サイトや婚活サービスに登録するのもあり
結婚していないことを劣等感ではなく肯定的に捉える考え方・コツ
  • 結婚したら今までどおり自由には動き回れない。今結婚していないことを楽しみ、性別問わず様々な人と出会うなどして心を充実させる
  • そもそも本当に結婚したいの?と自分の心に聞いてみる。「周囲と違うから」「周りからそろそろ結婚しろと言われるから」そういった後ろ向きの理由での婚活は交際相手に対しても失礼。価値観は一人一人違うので「結婚すべき」という意見が正解かどうかは人によって違うことに気付く

以上が結婚できない不安や焦り、劣等感克服の体験談と方法論になります。
心の整理には時間がかかるかもしれませんが、少しでもお役に立てればうれしいです。