社会

「就職先コンプレックス」を克服した人の体験談集めました

  • 周りが大手企業や有名企業に就職したのに、自分は満足のいく企業に入れなかった
  • 学生時代の仲間と会って会社の話をするときに、卑屈な気分になってしまう

就職先コンプレックスを持っていて、日々つらい思いを抱きながら生活している人がいます。
一方で、かつて同じようなコンプレックスを持っていたが、それを完全に克服した人も存在します。

今回、クラウドソーシングサービスを活用して劣等感の克服体験談を1000件集めました。そのなかで、就職先コンプレックスに関する劣等感を克服したという体験談も多くありました。
ここではそれらを紹介していきます。

就職先コンプレックス克服体験談

Aさん(男性、悩んでいた時期:22歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
新卒の就職活動で周囲のほとんどが大企業や有名企業に内定を貰っていたが、私は就職活動自体遅かったので中小企業の内定を頂いたが、卒業するまでと入社2か月位は友人と集まるときや周囲に企業の話になると辛かった経験です。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
将来の不安や人前で仕事の話を避けたりして自分がみじめに思えましたし活動準備に後悔していました。
卒業旅行も考える余裕もなかったですし周りに対しても接し方に余裕がなかったと思います。
当時は実家暮らしだったのでご近所の目も勝手に気にし避ける様にしていました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
行動としては、大学卒業間近の大々的な卒業旅行を返上して募集している所に直接連絡をし探しました。
選択肢に入っていた某人気業界から1社内定をもらいましたが、社内風土と自分の相性を考えギリギリまで考え辞退し、最初に内定をもらえた中小企業に決めました。
銀行に内定を貰った友人からは「入社する企業の親会社がしっかりしているので、社会人としての基礎を積んでみては」という事で、入社後は転職する事を目標にし社会人の基礎力と実績を積もうと目標を立てました。

気持ちの切り替えは上手い方では無かったのですが、少しずつ意識が変わっていきました。
がらりと気持ちの整理や考え方が変わったのは、研修後に実際に仕事をし体感する事で実感する事で考え方は変わりました。

もともと商品が気に入らなかったのですが、必要としていくれる企業・エンドユーザーの存在や、学生時代の同窓会に商品を持って行くと喜ばれたときの経験によって、自分がその企業に所属していることへの誇りを持てるようになりました。同時に、短期・中期の目標が現実的に描ける事で腹がくくれました。
また、働いているうちに社会は様々な業界とつながっている事に気づけました。学生時代憧れた業界、企業との仕事もあり学生時代に気づけなかった実態が見え気持ちが整理出来ました
生き生き働くことで実績もついてきてどこでもやっていける自信と自分の居場所を作れたことが大きいと思います。中小企業は風通しもよく一人一人の顔が見れ最後は好きになりました。

劣等感を払拭するのに役立った本や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
中谷さんの「入社3年目までにしなければいけないこと」が自分の考え方に影響を与えたと思います。
銀行に内定していた大学の友人に2社で迷っていた時、A社は、親会社はエンドユーザーには馴染みがないがデータを見ると社会的信用があるので新人教育体制など基礎を作ってくれる会社ではないかと言われました。そのうえで嫌なら力を溜めて転職という道もあるのではないかという自分に持っていなかった視点でアドバイスしてくれたことで入社を大きく背中を押してくれた要因だったと思います。

入社後は顧客、エンドユーザーの声が大きかったと思います。現在ではメジャーな業界になりましたが、当時はニッチで訪問販売のような営業方法の怪しいという印象もありましたが(そこが劣等感が大きかった)、実際は法人営業で自分がダザイと思っていた商品も、必要な人は世の中に沢山いる事が判りました。
働く先輩・同僚も学生時代なら付き合わないなと思える印象でしたが暖かく凄い人たちが多かった事も良かったです。
とどめは、学生時代の友人が私が出張でいない時に集まった時、結局、私が一番生き生き働けて羨ましいという話題が出たそうです。そこで大分救われました。

今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
今と同様、当時も就職活動をしている大学生には大手企業が人気でしたが、それに加え、就職活動を遅れてスタートしたので、中途半端な活動になったことで就職先への劣等感がうまれたのかなと考えてます。自分はもっとやれるという自負が更にそう考えさせたと思います。

もう一つは、頭での研究の部分が足りなかったと思います。大学1年からどんな仕事が向いている、やりたいのかを考えそれを実行してきたので業界の実態などは体感しましたが、企業研究は浅かったと思います。どちらかというと頭より体で感じてそこから考えるという感じでした。
書籍などで情報収集をしていなかったので、いくら動いても方向性を定めきれず、出会いや結果が出し切れない事が劣等感に繋がったと思います。

周囲に対して凄いと言われるのが好きだったのでそれが出来てない自分に劣等感があったと思います。自分の軸を見つけていればどんな企業でも普通にしてたと思いますが、軸が判らなかったので周囲が凄いという価値観に流されたと思います。

当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
大学1年生から一生懸命色々な事に挑戦してきたことは、何年たっても良い思い出だしやり切ったと思えてますが、大事な事は、要所、要所早めに情報と準備をし流されずに自己管理はしっかりやりましょう。勿体ないよ。

Bさん(男性、悩んでいた時期:20代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
就職先が無名だったので昔の仲間に会ったときでも恥ずかしい気持ちがあったことです。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
周りが高学歴の人が多く東証に上場しているのは当たり前だったこともあります。しかし今は、どんな仕事をしたかが重要だという考え方に切り替えました

Cさん(男性、悩んでいた時期:20代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
高校時代の友達や大学の同期はみんな一流企業に入り活躍していたが、自分は一流企業に入らず、中小企業に入ったこと。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
転職してなんとか一流企業に入ろうと努力しました。転職活動中はつらいですが、将来活躍する自分を想像し、気持ちを高めていました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
良かったです。いまの自分があるのは当時自分が劣等感を持ち頑張ったからです。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
つらいけどやってることは間違っていない!頑張れ!

Dさん(男性、悩んでいた時期:20代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
周りの友人や兄弟よりも収入が低く、将来へ対する不安が人一倍強く、自分への自信がなかったです。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
常に無い物ねだりをし、他人を羨ましいと思っていました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
やりたかった仕事とは違いますが、とりあえずは収入を増やすために転職をしました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
『ケ・セラ・セラ』という歌です。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
将来へ対する不安は妄想がほとんどで、取り越し苦労に終わることが多いと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
将来のために今の自分にできることをしっかりと見つめ直すということです。

Eさん(女性、悩んでいた時期:20代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
就職に失敗し、同じ大学の仲間が一流企業に就職する中、誰も知らない名前の会社に入社しました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
ハングリー精神が生まれ、スキルアップのため仕事を精力的にこなしました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
リベンジ転職を果たし、世界シェアトップの一流企業に就職した。最前線で仕事を出来ているという満足感を得ることができ、劣等感を克服できました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
松田公太さんの「仕事は5年で辞めなさい」
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
一流企業で長年働くことで、企業のレベルは関係ないという気持ちになり、本当の意味でさらに劣等感を克服できたと思います。そう思えるために、必要なプロセスだったのかなと思っています。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
ハングリー精神は大切です。

まとめ:就職先コンプレックスを克服するには

最後に、就職先コンプレックス克服の体験談を踏まえ、「克服する方法」と「コンプレックスではなくポジティブな強みだと考えられる方法」をまとめます。

克服する方法・コツ
  • 転職の目標を持つことと、それに至るのに必要な「今できること」の洗い出し
劣等感ではなく肯定的に捉える考え方・コツ
  • 就職先の製品やサービスに誇りを持てるようにする
  • どこで働くかに誇りをもつのではなく、どんな仕事をしているかに誇りを持つようにする

以上が就職先コンプレックス克服の体験談と方法論になります。
心の整理には時間がかかるかもしれませんが、少しでもお役に立てればうれしいです。