人間関係

「友達が少ない」コンプレックス、どう克服した?経験者に聞いてみた

  • 友達が周りと比べて少ない
  • 人間関係をうまく構築することができず、自分はダメな人間なのではないかと感じてしまう
  • 心から付き合える親友がいないことが寂しい

友達が少ないに関する劣等感を持っていて、日々つらい思いを抱きながら生活している人がいます。
一方で、かつて同じようなコンプレックスを持っていたが、それを完全に克服した人も存在します。

今回、クラウドソーシングサービスを活用して劣等感の克服体験談を1000件集めました。そのなかで、友達が少ないことに関する劣等感を克服したという体験談も多くありました。
ここではそれらを紹介していきます。

コンプレックスの原因と克服法概要

まず大前提として、こういったコンプレックスは、特定の物差し(価値観)で他人と比較することで自己肯定感が低下することが原因にあります。

  • 今回の場合、他人に比べて友達が少ない。
  • そしてそれは周囲と比べたとき、「友達が少ない人間はダメな人間だ」という価値観において劣っている。

ではどのようにしてこういった劣等感・コンプレックスを克服できるでしょうか。

コンプレックスを克服する2つのアプローチ

コンプレックスを克服する一つ目のアプローチは、誰でも思いつくもので、

  • そのコンプレックス自体を努力やお金などの行動で解決するアプローチ

です。
たとえば今回の場合、○○という劣等感に対して友達・親友を増やすというアプローチです。もちろん、この方法のゴール地点は「友達が少ない自分ではなくなること」です。

本ページの体験談では、実際に友達を増やしたを克服した人の具体的な方法も知ることができます。

そしてもう一つのアプローチが、

  • コンプレックスの元となっているネガティブな物差し(価値観)を、別のポジティブな物差し(価値観)に置き換えるというものです。

今回の場合、あくまで一例ですが以下のような思考プロセスを行なうことになります。

「友達が少ないという劣等感を持っている」
 ↓
「これは、『友達が少ない人間はダメな人間だ』という価値観が元になっているからである」
 ↓
「しかし、別の価値観では、むしろこれは長所なのではないだろうか?」
「たとえば、『友達が少なくても一人でいろんなことを楽しめるのはとても省エネだ』という考え方をすると、むしろこれは他人にはない、自分にとっての強みになるのではないか」

このアプローチのゴール地点は「友達が少ない自分を肯定的に受け入れる」ということになります。

また、「友達が少ない」というとマイナスイメージを抱いてしまうかもしれませんが、「孤高の虎」と考えるとむしろかっこいい、プラスなイメージになります。

このような考え方や世界観の転換は「リフレーミング」と呼ばれ、カウンセリングの場でも活用されています。
そもそもこういった価値観・物差しに明確な正解など存在しないのです。それならば、自分のことを好きになれる価値観を選択・採用したほうが精神的にも良いはずなのです。

次の項目では早速、実際の「友達が少ない」ことへのコンプレックスの克服体験談を紹介していきますが、やはり克服のアプローチは上で説明したものが多くあります。

体験談においては「行動による克服」は赤色マーカー「価値観などの転換による克服」は青色マーカーを引きました。また、それぞれのテクニック・方法は太字で強調しました。

友達が少ないことへのコンプレックス克服体験談

Aさん(女性、悩んでいた時期:10代後半~20代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
自分は周りの人と比べて友達が少ない事がコンプレックスでした。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
自分には友達や知り合いが少ない分、その人たちと深い関わりを持ち大事にする事ができるので、友達や知り合いが多い人と比較するのはそもそも間違いで悲観する事ではないと考えるようにしました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
勝手に人と自分を比較して勝手に自分で作ったものだと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
他所は他所、うちはうち。人と自分を比較する暇があったら自分の長所を見つけて伸ばす努力をした方がいいよと言いたいです。

Bさん(男性、悩んでいた時期:学生時代)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
私は人と接するのが苦手で、いつも教室の端にいるような学生でした。その事から派生して、友達がいないことがずっとコンプレックスでした。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
その劣等感の為、いつも自分の内面に塞ぎ込みんでしまい、誰とも関わらず閉鎖的な日々を送っていました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
高校時代は、誰に一人としと友達が出来ず根暗だったのですが、大学に入りこのままではいけないと思い、またコミュニケーション力を磨く為、思い切って歌舞伎町のホストになりました。そこで様々な人と触れ、話した事で友達いないコンプレックスは、実は自分の行動力や積極性の低さであると実感しました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
「得るためには人に与えよ」という言葉です。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
思春期の悩みだったと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
何事も努力しなさい。

Cさん(女性、悩んでいた時期:10代後半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
周囲に友達がいないので、人として失格なのではないかと悩んでいました。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
友人に「本当に友達か」と詰問し結局友人がいなくなったことです。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
あるとき、友だちなんていないと開き直ることができ、友人かどうか不安をもつことがなくなりました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
『善の研究』(西田幾多郎 著)
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
若かったな。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
友人は一人いればいいよ。

Dさん(男性、悩んでいた時期:20代前半)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
人間関係がうまく持てず、友達も作れずやや孤立していた。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
無理に関係を築こうとするのではなく自分の考えや信条を持って発言すれば、自ずと信頼されるようになることが分かりました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
そういった悩みや劣等感を持つことは、成長のために必要なのだと今では考えるようになっています。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
歩みを止めなければ道は拓ける。

Eさん(女性、悩んでいた時期:11歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
友達と上手く付き合えない。同性の友達と上手に友達になれない。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
同性の友達は1人もおらず、お昼ご飯を食べる時に私はいつも男性と一緒だったので周りの人から冷たい目で見られました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
中学で吹奏楽部に入り、女性ばっかりのところで付き合い方を学びました。結果として、女性には上辺で付き合うくらいがちょうどいいのだと思いました。歳を重ねると、周りのみんなも男女で友達付き合いをするようになったので、私が男性ばっかりと話しててもあんまり気にされなくなりました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
小さなことで悩んでいたような気もしますが、それが無かったら私ではないので、劣等感もあってよかったと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
友達と仲良く出来ないのは辛いだろうけど、将来は同じ小学校の女の子とも仲良く出来るから気にしないで。

Fさん(男性、悩んでいた時期:11歳ごろ)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
ケンカが強いのに、本当の友達がいないように思えたこと。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
なんとなく寂しいと感じていました。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
相手のことを考えて、思いやりをもつようにしました。
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
友達の多い人を観察しました。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
微妙なんですが、今では考えられません。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
もっと相手や周りの気持ちを考えてみなさいと。

Gさん(女性、悩んでいた時期:20代)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
地元の友人や親友など長くて深い付き合いの友人がいないコンプレックス。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
人付き合いは年齢や生活環境で自然と変わっていくものだとだんだん感じるようになり、そのときそのときで出会った人との関係を楽しもうと思えるようになった。
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
親友や長い付き合いの友人がいないと恥ずかしいと、他人の目を気にしすぎていたかなと思う。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
親友や長い付き合いの友人の有無とあなたの価値はなにも関係ないよ。

Hさん(男性、悩んでいた時期:10代後半~20代)

かつてどのようなコンプレックスを持っていましたか?
他の人と比較して何も取り柄がなく、友達が少ない。だから、どんどん塞ぎ込んで一人になる。
その劣等感によって、実生活でどのような影響が出たか教えてください。
人に何も聞かないので、自分一人の力で解決しなければならなかった。
どのようにして、その劣等感を克服しましたか? 考え方をどう変えたか、どうやって気持ちを整理したかなどを具体的に教えてください。
ひとりの時間を大事にして、孤独は悪いものではないと自分な言い聞かせた本をたくさん読んだ
劣等感を払拭するのに役立った本(書籍名)や周囲のアドバイス(言われた内容)などがあれば教えてください。
『極上の孤独』『生き残るための独学』
今となっては当時の劣等感をどのように考えていますか?
一人での時間の使い方をされたのが大きいかなと思います。勉強や読書の楽しさを知れたので、よかったと思います。
当時の自分に言葉をかけられるとしたら、どのような言葉をかけたいですか?
そのままでいいんだよ。孤独は悪いことではない。孤独を楽しめ!周りと差をつけろ!

まとめ:友達が少ないことへのコンプレックスを克服するには

最後に、友達が少ないことへのコンプレックス克服の体験談を踏まえ、「克服する方法」と「コンプレックスではなくポジティブな強みだと考えられる方法」をまとめます。

友達が少ないことへのコンプレックスを克服する方法・コツ
  • まずは少人数から、少しずつ交友関係を広げていく
  • 無理に交友関係を築こうとしたりせずとも、自分の正直な気持ちを思いやりを持って発言することで、だんだんと信頼されるようになる
  • 友達が多い周囲の人を観察し、どのような特徴を持っているのかを、(どんな表情か、どのように相槌を打っているかなど、言葉でなく態度も含めて)観察してみる。
  • ×××
友達が少ないことを劣等感ではなく肯定的に捉える考え方・コツ
  • 友達の多さや友人の有無は、自分の価値とは全く関係がないことに気付く。孤独は言い換えれば「孤高の虎」、友達が少ないことに対して良いイメージを持つか、悪いイメージを持つかは自分次第だと考える
  • 友達が少ないからこそ興味を持てることもあることに気付く
  • 友達がいなくてもいろんなことを楽しめる自分は、お金も手間もかからず省エネだと考える

以上が△△の劣等感克服の体験談と方法論になります。
心の整理には時間がかかるかもしれませんが、少しでもお役に立てればうれしいです。

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